子育て絵本アドバイザー 山口理加の<プロフィール>と<育児体験>を紹介します。
 

山口理加プロフィール
yamaguchi2有限会社毎日楽しい子育て 代表取締役
一般社団法人日本子育て協会代表理事
子育て絵本アドバイザー。

福岡県生まれ。

子どもの成長ステージに合わせた絵本提案ができる、日本で唯一の子育て絵本アドバイザー。

幼児教材会社に在職後、独立。延べ1600名以上の親に育児指導を行い、オリジナルテキストを作成。実際にそのテキストで学んだ親は3000名を超える。母親だけでなく、子育て中の父親からも感想が届く、子育てアドバイザーとしては非常に稀有な存在。

プライベートでは二人の娘を持つ母親でもあり、2000冊を超す絵本を自宅に保有。早期胎盤剥離により出産した娘の脳に中程度の異常があったものの、脳に直接働きかける絵本の読み聞かせと独自の育児手法を実践し、その後、娘の脳に異常は見られなくなる。
子育てに効果がある絵本とその手法を紹介したところ、多くの母親から「子どもの集中力がついただけでなく、運動能力も高くなった」とその評判は海外にまで届く。また、「10歳以下のお稽古事は親の自己満足である」という考え方に賛同する親も多く、毎日のように感想が寄せられる。
200名を超す実践会会員の中には、英会話教師、音楽家、看護師、医師も所属しており、日本のみならず、アメリカ、フランス、カナダ、オーストラリア、韓国、マレーシアなど海外在住者も多い。

 

山口理加の育児体験
私、山口理加の子育て体験談を、お話します。
私は、1999年生まれの長女と2004年生まれの次女を持つ母親です。
仕事が大好きで、仕事が楽しく、仕事が忙しかった私は、妊娠してからも、妊婦という自覚が、ありませんでした。
妊娠すれば、誰でも普通に出産すると思っていました。
ところが、予定日の2ヶ月前から、お腹がはりだし、自宅での絶対安静を言い渡され、トイレに行く以外は、1日中寝ていることになりました。
そして、予定日の1ヶ月前に、猛烈にお腹が痛くなり、脂汗が出たので、病院に行くと、先生の顔色が変わり、「早期胎盤剥離です。緊急帝王切開をします。」と言い、車椅子で、手術台に上がりました。
娘は1800gで生まれました。
(母子手帳から)出生時の異常、あり(新生児仮死)
5分間呼吸していなかったそうです。

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3日目、体重1830g、黄疸=強、光線療法施行
6日目、体重1715g、黄疸=強、光線療法施行
その後の異常、あり(脳波中程度異常)、その処置(経過観察)
生後31日で、娘の体重が2410gになったので、退院することになりました。
退院の時、小児科の先生に言われたのは、
「娘さんは脳に異常が残るかも知れません。1歳を過ぎないと確定できません・・・。」
私と夫は聞きました。
「どうしたら、良いですか?」
先生は答えました。
「異常が出てから考えましょう」と・・・。
異常が出てから考えたのでは遅いと思った私と夫は、子育てに関する本を300冊以上読みました。
絵本や教材、知育おもちゃを300万円以上の金額を買い、娘に働きかけをしました。
子育てに関する本で集めた情報で、出来るだけ小さい時に、良い環境を作り、適切な働きかけをすることで、どんな子供でも優秀に育つという事が分かりました。
特に0歳から3歳までに脳の80%が出来上がること、子供の能力や性格は、親の遺伝はほんの少しで、大部分は家庭環境にあることを知りました。
赤ちゃんの集中力は秒単位です。1回に数秒から数分、1日に働きかける時間は10分から20分です。
生後1ヶ月の娘に働きかけをしても、何も反応はありませんでしたが、私と夫は、
赤ちゃんの能力を信じて、毎日少しだけ働きかけを続けました。
身長や体重は平均よりも小さいままの成長でしたが、表情は良い成長を感じました。
やがて、1歳のお誕生日を迎え、大学病院の小児科で検査をしたところ、
「脳に異常はありません。きちんとした成長をしています。」と言っていただき、長い長い1年が終わりました。

生まれた時に脳波に中程度の異常があった私の長女が、このように成長しました。
生まれた時に脳波に中程度の異常があった私の長女が、このように成長しました。
【能力について】
8ヶ月 保育所の先生に、「集中力がありますね」と言われました。
10ヶ月 犬・猫・パパ・ママと話すようになりました。
1歳6ヶ月 「お母さん、ミルクのお代わりちょうだい」と突然話し始めました。
2歳0ヶ月 ひらがな、カタカナ、数字が読めるようになりました。
簡単な絵本は1人で読めるようになりました。
現在教えたこと、経験したことは、ほとんど2~3回で覚えます。
集中力があり落ち着いていると、保育所の先生やお友達の
お母さんに誉められます。
H17年1月30日田中ビネー知能検査X(家庭外の検査士による知能テスト)の結果
生活年齢(実際の年齢)5歳5ヶ月
精神年齢(テストの結果)6歳10ヶ月
知能指数(IQ)126

 

質問に対する応答性

話をよく聞く
質問の了解がスムーズ
よく考えて反応する

難しい質問に対して

一応は考えてみる

問題を解いた後

うれしそう

言語について

ゆっくり話す

動作・作業について

テキパキ行う
見通しを立てて行う

備考
検査時間
1時間5分、最後まで姿勢も変わらず熱心に取り組むことができました。現在、生活年齢5歳5ヶ月に対し精神年齢(知的水準を年齢で表したもの)6歳10ヶ月、知能指数126という結果がでました。特に概念に優れ理解力、表現力、共に年齢以上の成長が見られます。
5歳級問題で左右弁別が不合格となりましたが、
6歳級問題で3問、7歳級問題で1問、8歳級問題で2問合格しており、知恵を要する問題を得意とし考えることを楽しんでいるようです。
ご家庭でのしっかりとした養育が確実に身に付いていると思われます。
このテストを受けた幼児教室の先生からは、
「お子さんは教室に通う必要はありません。今のままご家庭で過ごしてください」
と、言われました。
知能段階点

知能段階

ビネー式IQ

この段階の割合

最上(最優)

141以上

0.6%

上(優)

125-140

6.1%

中の上

109-124

24.2%

93-108

38.2%

中の下

77-92

24.2%

下(劣)

61-76

6.1%

最下(最劣)

60以下

0.6%

知能段階点によると、IQ125以上は100人中約6人です。
【身体について】
2歳6ヶ月 でんぐり返りができるようになりました。
3歳5ヶ月 ブリッジができるようになりました。
4歳6ヶ月 鉄棒で逆上がりができるようになりました。
5歳0ヶ月 保育所のうんてい(15本)を全てわたれるようになりました。
バレエ教室では、「リズム感が良く、足腰が強いですね」と誉められ、ピアノ教室では、「空間的知覚が発達していますね」と誉められました。
【性格】
5歳まで1人っ子でしたが、保育所で年下のクラスのお友達のお世話ができるようです。
友達におもちゃを貸して、一緒に遊ぶことができます。
お菓子や果物など、家族やお友達とわけっこをすることができます。
5歳下の妹のお世話をしたり絵本を読んだりしてくれます。
無理に教え込んだりしなくても、どのお子さんも丈夫な身体と優しい心を持った、優秀なお子さんになります。
次女(胎教から行いました)
生後2ヶ月で夫の姉の披露宴に参加しました。
3時間の間、ニコニコして1度もぐずりませんでした。
親戚はビックリしていました。
夜泣きやぐずりがありません。
生後5ヶ月の時、乳幼児教室の体験レッスンに行きました。
50分間の授業中、一度もぐずらなかったので、お教室の先生から「こんなに集中力がある0歳児は珍しいですね」と言っていただきました。性格が穏やかで育てやすいです。
トイレトレーニングもスムーズにできました。

子育て中の親からアドバイスを求められるようになりました
同じくらいの子供を持っている友人から、娘は誉めてもらえることが多く、「どうやって育てているの?」と尋ねられることが良くありました。
「家の子、落ち着きが無くって・・・。」
「家の子、言葉が遅くって・・・。」
「家の子、物を投げたり、乱暴するんだけど・・・。」
私は、子育てに悩みや関心のあるお母さん方に、子供への働きかけと家庭の環境作りを伝えました。
実行したお母さんのお子さんは、しばらく経つと、みんな、
「言葉があふれるように出てきたのよ!」
「落ち着きが出てきたのよ!」
「絵本に集中してきたのよ!」
と、言ってくれるようになりました。
さらに、娘は、喘息、アトピーなどで、入院や通院が、絶えませんでした。脳の成長を良くするだけでは子育てとは言えないと思い、丈夫な身体を作る生活を実行するようになりました。
そうすると、娘だけでなく、私や夫もほとんど病気をしなくなりました。
私は、娘を育てるまで、子供が嫌いでした。「娘の脳に異常が残らないように・・・。とは思いましたが、娘が生まれてすぐから、愛情が持てた母親ではなかったと思います。
娘が成長するにしたがって、愛情が芽生え、花が咲いたように感じます。
娘の成長が楽しくなった私は、子育てをしながら、今まで延べ1600名以上の親御さんへ育児のアドバイスをしました。能力が高いお子さん、健康なお子さん、心優しく性格が穏やかなお子さん、そんな子供を持つお母さんの子育てには、共通点があります。
子育ては、お金とひまによって出来るのではなく、親の愛情と努力によって出来る物と確信しています。
子供の、丈夫な身体も、優しい心も、優秀な能力も、お母さんが家庭の中で作ることが出来ます。
お母さんが作った環境が習慣となり、
習慣は、お子さんの心と体と能力を育みます。
子育て中のお母さん達に、無駄な買い物をせず、良い習慣を作っていただきたいと強く願っています。

 

山口理加からのメッセージ

「子どもにとって大切な豊かな心と基礎能力は、乳幼児期に家庭で育てる」ことができます。だから、子育ては、親自身も自分を育てる大きなチャンスだと私は考えています。そのために大切なことは、年齢に応じたよい道具を正しい使い方で、継続することです。
お母さんが自分自身を大切にして満たされた思いを家族に注ぐことで、家族が輝くので、私は、お母さんに家庭の太陽になって欲しいと願っています。
子育てに悩んだ際は、親が、行動や考え方を見直す最大のチャンスです。子どもの問題行動は、親が接し方や口癖や家庭環境を見直す最大のチャンスです。
そのチャンスを活かす方法を様々な形で皆様にお伝えしたいと思います。
よろしくお願いいたします。